マンション管理士試験〜再チャレンジガイド(2)

こんにちは

マンション管理士試験〜再チャレンジガイドの2回目です。

前回は、<まずは、勉強の習慣化を目指せ!>ということでしたが、

大多数の受験生は、勉強不足が原因で不合格となり、そしてそれが解消されれば、ほとんど合格します。

特に、現在主流である過去問丸暗記型勉強においては、単純に勉強量で勝敗が決することが多いでしょう。

だから、前回の<まずは、勉強の習慣化を目指せ!>の部分がクリアできれば、試験の合否レベルの話としては、それで終わりでもいいです。


しかし、現実社会での活躍・成功のための勉強というレベルにおいては、単純に勉強時間が多ければそれで成功するとは言えません。 

資格試験勉強においての大きな罪は、時間をダラダラ長時間消費することについて、あまりに無頓着であることだと思っております。

予備校関係者には、司法試験などの難関試験受験生だった者が多く、膨大な勉強時間を試験勉強に費やすことに抵抗がないからだと思われます。

でも、その価値観は一般社会の価値観とは大きくズレています。

そして、そういう時間を膨大に消費する人々に影響されると、皆さんも同じように膨大に試験勉強に時間を費やすことになりますので、危険ですからやめましょう。

現実社会のプロではなく受験勉強のプロを目指しても意味ありません。

最終的な到達点は、受験オタクになることではなく、現実社会で活躍することなのですから、日々の努力はすべてそういう方向でなければならない。

だから、基本的には、受験勉強関係者の受験テクニック等の話は聞かないようにして、一般ビジネス界で活躍している人々の話やノウハウを自分の勉強に応用するというのがいいと思います。

(受験テクニック等の話は耳障りのよい話が多いので、意図的に無視するほうがいいと思います。聞いてしまえば、影響されますし、影響されれば、現実社会での成功からどんどんかけ離れていきますから、積極的に無視するのがよいでしょう。)



 

<次に、時間効率を上げよ!>

1.ガソリンの次は、効率が大切

 さて、前置きが長くなりましたが、

それを踏まえて、前回の続きです。

「習慣化」によって勉強を継続するのが大切だといいましたが、同時にやってほしいのは、時間効率(仕事効率)を上げることです。

ガソリン(勉強量)があれば、とりあえず車は動きます。

しかし、時速3KMしかスピードが出てなければ、なかなか目的地(試験合格など)に到達することができません。

無限にガソリンを使えばいつかは到達するのでしょうが、現実社会で制限時間を度外視した仕事というのはありえません。

一定の時間内に一定の仕事を完了することに意味があるのであって、時間を度外視した仕事をしているような社員は、すぐにクビになってしまいます。

採算度外視の経営がありえないのと同じように、時間度外視の仕事もありえないのです。

そこで、ガソリン(勉強量)の次に問題となるのは、時間効率(スピード)ということになるのです。

与えられた時間で、どれくらいの勉強とか仕事とかができるか、ということです。

効率がいいか、悪いか。

 

2.時間効率を上げることの意味

 当然ながら

資格試験の勉強においても、時間度外視で「合格」に執着するというのは考えられず、限られた時間で勉強し「合格」することが問題となります。

その限られた時間がどれくらいかは、各自の事情によりますので、なんとも言えないのですが、たぶん、ほとんど人が十分な時間を投入することは難しいだろうと思います。

忙しい一般社会人にとっては、仕方ないことです。

そして、時間は、あらゆる人に平等に一日24時間与えられており、お金と違ってためることができません。

だから、与えられた時間、不足しがちな時間によってより多くの事を実現させるためには、時間効率を上げ生産性をアップするしかありません。

また、能力を上げるという点において、IQを3倍にするとか、勉強時間を3倍にするというのは困難ですが、時間効率を3倍にすることは比較的容易です。

そう、今の停滞した状況を打破し、今以上の勉強をしたい場合には、時間効率を上げることが、一番やりやすい手段なのです。





  

ところで

時間効率を上げるということは、単なる受験勉強レベルの話ではありません。

時間効率が悪く、時間を浪費する人は、収入も増えないし自分の時間も持てない。逆に、時間効率の良い人は、仕事で大きな成果を上げるだけでなく、勉強による将来への知的な貯蓄ができたり、自分の時間を持つ余裕ができます。

 

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「時間効率による差」

<効率悪い>⇒<仕事で精一杯>⇒<勉強投資できず、自分の時間も少ない>

<効率良い>⇒<余裕時間を捻出>⇒<勉強投資し、かつ自分の時間も多い>

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同じ24時間ですが、時間効率の良し悪しによって、人生そのものが大きく変わるのです。

受験テクニックとか解法の技術とか受験勉強のコツがどうといった、くだらないことを検討している場合じゃないですよ。

豊かな人生になるか、余裕もなく追い詰められた人生なるか。

その違いは、時間を効率よく使うかにかかっているのです。

人生全般レベルの話なのです。

だから、すぐにでも、勉強の効率化、仕事の効率化、生活の効率化といった、時間を有効に使うことについて、研究し実践していくべきだと思います。

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「人に平等に与えられたものは時間である。時間の有効な使い方を知らないと成功は難しい」 江副浩正

「「ノウハウ」とは「時間の使い方」だと解釈している。時間をいかに有効に使うかが「ノウハウ」なのである。」 藤田田

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3.時間効率を上げるためには 

 さて、時間効率のアップについても、簡単にお話することができませんので、詳細は別の機会といたします。

ただ、大枠について、私の考えを述べておきます。

時間効率をアップするということは、仕事や勉強などを効率化することです。

仕事や勉強などを効率化については、多くの本が書かれておりますが、私が現時点で一押ししたいのは「仕組み化」です。

たとえば、普通5時間かかる仕事を1時間で終わらせることができたとしましょう。

それを偶然にやるのは、単なる「節約」です。「節約」も悪くはないですが、それでは安定して余裕時間を捻出することができません。

「仕組み化」というのは、何度やっても同じように1時間でできるよう、再現性のあるシステムを構築することです。

「仕組み」を作るのには、多少、時間がかかりますが、一度、作ってしまえばその効果がずっと続いて大量の余裕時間を生み出すこととなります。

意思の強さとか根性とかに頼らず、いつも効率的に仕事ができるようになる「仕組み化」はおすすめです。

では、どのようにしてその「仕組み化」を実現させるのか?につきましては、私が述べるよりも、以下の参考図書をお読みいただきたいと思います。

<参考図書>

レバレッジ時間術―ノーリスク・ハイリターンの成功原則 本田直之

http://amzn.to/x5cRkz

最少の時間と労力で最大の成果を出す「仕組み」仕事術 泉正人著

http://amzn.to/zLtczX

仕事と勉強を両立させる時間術 佐藤孝幸著

http://amzn.to/Azxkmf

 

ということで、

時間効率を上げて、余裕時間を捻出し、勉強や趣味など人生を豊かにするための時間投資をする。

そういう展開が、忙しい社会人にとって望ましい展開なのではないでしょうか。

受験勉強という小さな次元で右往左往するのがバカバカしくなってきたでしょう。

「個数問題の解き方」のような現実社会では何の役にもたたないオタクな受験技術に労力を使うのと、人生を豊かにするために時間効率を上げるということに労力を使うのと、どちらが良いかは比較するまでもありません。

マンション管理士試験に再チャレンジするにあたって、そういう受験オタクになって合格証書を獲得するくらいなら、やらないほうがマシなのです。

同じチャレンジするなら、社会人としての成功や幸福のために再チャレンジしてほしいと思います。

受験勉強もその一環として行う。

そうありたいと思いませんか?

 

一度しかない人生の貴重な時間。

時間効率を高めて、豊かな人生を送る。

目指すべきは、そういうところなのではないでしょうか。

がんばりましょう。

ではまた

(2012-2-23)