勉強の準備を整えよう(1)

勉強開始ですが

勉強を開始するにあたって、みなさんは、まず、何をしますか?

参考書選び?部屋の掃除?計画表の作成?気合の注入?・・・

正解はいろいろあると思いますが、少なくとも言えるのは、勉強法は関係ないということです。

勉強法というのは、継続的な勉強体制が構築されてからの問題です。

これから勉強を開始するにあたっての準備段階では、勉強法は関係ありません。

継続的な勉強体制をどのように構築するか?

そのためには、どのような準備が必要なのか?

大多数の人は、この勉強するまでの準備段階でつまずいてしまって、勉強法を使いこなす前の段階で、自身を失ったり挫折したりします。

「勉強に集中できない」

「机に座っているのが苦痛である」

「やる気が起きない」

という段階で挫折する人が大多数だと思います。

私もかつては、そうでした。というより、今でも仕事以外で机に向かって勉強することは、結構、苦痛を感じることが多いです。

いろいろ工夫して勉強継続してますが、勉強が苦にならない人というのは、ほんとに羨ましいと思いますね。

 

ところで

受験勉強の世界では勉強法についての情報があふれていますが

講師とか合格者とか勉強法についての情報発信しようと人は、当然、自分の勉強法には自信があり、勉強が得意であったり苦にならない人が多いと思います。

だから、この勉強する以前の段階でつまずくというのが理解できなくて、ひたすら勉強法の話ばかりするのですが、現実的には、ほとんどの皆さんにとっては使えないのです。

そもそもの問題点が違うからです。

大多数の人にとって必要なのは、過去問の解き方でも受験テクニックでも参考書の選び方でもなく、

「どうしたら勉強に集中できるのか?」

「どうしたら勉強が長続きするのか?」

「どうしたら勉強のやる気がでるのか?」

という話なのです。

情報が多い割には、使える情報が少ない。

それは、昔から、ずっと感じていたことです。




 

 

だから、今回から「勉強の準備を整えよう」と題しまして、勉強する以前の段階について検討していきたいと思います。

多くの人が、実力を発揮する以前の段階で挫折してしまうという展開は残念に思っています。

逆にいえば、継続的な勉強体制を一度も構築していないということは、とてつもない可能性を秘めているということです。

だって、継続的な勉強体制がないにもかかわらず、今現在、厳しい世間をサバイバルして社会人として活躍しているわけですから、もし、継続的な勉強体制を構築できたのであれば、スゴイことになるかもしれないでしょう。

継続的な勉強体制によって、今までの自分よりも何倍もの実力を手に入れるわけですから、年収が何倍も増加するとか新規事業を成功させるとか、どれだけ可能性があるかわかりません。

「勉強ができない」という状況を克服することは、とても大きなことです。

だから、たまたま受験勉強をやるわけですが、受験勉強をダシにして、一生使える大きなモノを手に入れるということを目指してほしいと思います。

そう考えるだけでモチベーション上がりますし。

口先だけではない、真の前向きというのは、そういうことではないかと思うのです。

 

 

ということで

がんばってみませんか?

次回から、具体的な検討を開始します。

それまでに、まずは、

勉強部屋を掃除して片付けてしまいましょう(笑)

ごちゃごちゃしてるとヤル気を無くしますからね。

心機一転ってやつですよ。

がんばりましょう。

ではまた

(2012-3-16)