マンション管理士試験再受験ミニガイド(5)
マンション管理士試験再受験ミニガイドの5回目は、勉強のやり方といいますか方針についてお話です。
再受験の場合、今、3月ですから9ヶ月もありますので、前回もいいましたが、どういう方法でも作戦でも採用可能です。時間はたくさんあります。
ところが、時間がたくさんあって、どうやってもいい、という展開が一番危険なのです。自由に何でもできる状況ほど失敗しやすい、というのは人間らしいよくある話でございます。
具体的には
1.余裕がありすぎて気合が入らないまま、時間を空費する。
2.モチベーション・ダウンのため、プランが消化できない。
3.時間があるので、余計なことに手を出し失敗する。
といったことが考えられます。
さらに内容を検討しますが
「1.余裕がありすぎて気合が入らないまま、時間を空費する。」
人間、時間に余裕があると、じっくりと腰を落ち着けて物事に取り組もうとします。もちろん、それは悪いことではありません。
が、本当に時間に余裕があって、1日何時間も試験勉強できるようであれば、それはそれでもいいのですが、仕事等の合間、限られた時間で勉強している場合には、じっくりと腰を落ち着けて・・・という展開には、ならないです。勉強時間が絶対的に少ないからです。
勉強時間が少なくて、じっくりと腰を落ち着けて・・・という行動に出ると、どうなるか?
たとえれば
飛行機は、スタート時に大きくパワーを使って推進力を得ることによって、空へ飛び上がり安定飛行に移ることができます。スタート時の推進力が弱いと失速して飛ぶことができません。
それと同じで、少ない勉強時間でマッタリ、じっくり取り組むと推進力が弱いので、いつまでも大きく飛躍することができません。
そうして時間ばかり空費して、気がついたら9月、10月になっていたという展開で敗れてしまうのです。よくあるパターンですので、本当に気をつけてほしい罠です。
これについての対策は、
とにかく、勉強始めの序盤は多少無理ぎみでも良いので、時間を使い労力を使って、勉強の軌道に乗せることに注意するのが良いかと思われます。
次に
「2.モチベーション・ダウンのため、プランが消化できない。」ですが、
これは、モチベーションの維持を軽視しないことにつきます。
例外はもちろんありますが、一般的には、受験回数が増えれば増えるほど、モチベーションはダウンします。これは、しかたないことです。
だから、モチベーションは自然に低下するものですので、モチベーションの維持を重視して、勉強を続けていってほしいと思います。
モチベーションの低下は、すべてをダメにする危険性があります。
「勉強法よりも参考書よりも講師よりも何よりも大切なのがモチベーションの維持である。」というくらいに考えておいて丁度よいと思われます。
我々は、人間です。機械のようには、いきません。
人間として弱いところ、ダメなところ、不完全なところ、感情的なところ、
そういった人間的なところに目をつぶって何かを成そうと考えても無理ですよ。
俗にいえば、自分を大切に扱うこと。
そうでないと、どのみち長くは続かないということです。
モチベーションの維持、というのは奥が深いので、いろいろ真剣に取り組んでいただければ、きっと思わぬ成長と喜びがあることとでしょう。
最後に
「3.時間があるので、余計なことに手を出し失敗する。」
これは、前回にお話しました「考え方を一貫させる」ということに関係があります。
考え方が一貫していないので、いろいろな教材なり単元なりに手を出し、結果として無駄が多くなるということです。
そう、
「考え方を一貫させる」ことの最大のメリットは、無駄が少ないということです。
特に、限られた時間で勝負しなければならない立場の人にとっては、「無駄も勉強のうち」とか気楽なことは言ってられないわけですよ。時間を無駄にするのは、現実的に痛い。
その無駄を防ぐ最善の方法が、一貫した行動をとるということなのです。
前回にも言いましたが、勉強法もいろいろあるし、教材もいろいろあるし、方法論もいろいろあります。で、今から始める場合には、そういうことで悩むより、まず、考え方をしっかり持って一貫した行動をとるように心がけてください。
そうすると自然にレベルがあがります。
レベルがあがれば、本物とニセモノあるいは必要なものと不必要なものの区別をつけることができるようになりますので、余計に無駄がなくなります。
そういう、無駄の少ない良いサイクルへの第1歩が
「考え方を一貫させる」
ことなのです。
で、その「考え方を一貫させる」の中身を今回やると予告しておいたのですが、すみません、次回にやります。。。。
夜もふけてまいりました。
今、尋常じゃなく仕事が忙しいのですが、
ううむ・・・どうして訳のわからないブログしてるのか・・・(苦笑)
と思わなくもないのですが、まあ、深く考えるのも何ですので
また、次回ということにさせていただきます。
ではでは
(2009-3-3)