マンション管理士試験再受験ミニガイド(2)
前回の続きのお話をしたいと思います。
勉強をいつから始めればよいか?ということについて、
早期に始めれば合格可能性が高まる、という論理は誤りではないけど、
1.モチベーションの維持ができないというリスク
2.勉強したことを忘却してしまうというリスク
という、少なくとも2つのリスクについて、検討が必要となる、と申し上げました。
そこで、今回は「1.モチベーションの維持ができないというリスク」について、検討をしてみたいと思います。
そもそも、毎日、勉強を続けることって、人生を変えるくらい偉大で大変なことです。
毎日、勉強を続けることができれば、勉強法もいらないし、アドバイスも不要です。自然と結果は出ます。
だから、
「いつから勉強を始めればよいか?」という問題は、実は、「どれくらいの期間、勉強を継続できるのか?」という問題なのです。
勉強をやる気はあるし、資格に対して真摯に向き合っているけど、なかなか勉強が続かない、というのは「普通の」話であって、それを克服できるかどうかが最大のポイントであるともいえます。
ところが、
法律系の資格試験の講師は、元司法試験受験生であったり司法書士とか行政書士とかの資格を持っていることが多く(私もそうですが)、勉強するのがあたり前という感覚があります。また、講師をするくらいですから、日ごろから勉強はよくするのでしょう。
一般社会人の感覚とはズレがあります。
「勉強するのがあたり前」「努力するのは当然」という感覚を前提にアドバイスなり勉強法の指導を受けても、一般社会人としては意味ないですよね。
しかし、市販本でも予備校でも、そういうズレた感覚のアドバイスがとても多いので、情報が氾濫している割には、役にたつ情報がほとんど皆無という不思議な状態になっております。
よって、
市販本・予備校等の勉強法とか攻略法とかアドバイスは無視して、まずは、「勉強を続ける」ということに集中して、取り組んでください。
極論すれば、「勉強を続ける」能力があれば、他になにも必要なものはありません。
余裕でマンション管理士試験合格です。勉強の情報とかは、このブログで十分です(笑)
また、
「勉強を続ける」には、モチベーションの維持が欠かせないこととなります。
モチベーションというのは、本来、とても個人的なものですので、アドバイスとか普遍的な方法論になじまないところがあります。
だからといって、「合格への強い気持ちを持つ!」みたいな箸にも棒にもかからないことを言っていてはプロとはいえませんので、アプローチを考えてみたいと思います。
王道としては、習慣化によるモチベーション維持ということでしょうか。
モチベーションは気分的、感情的な要素に左右されやすいので、そのままではとても不安定なものです。
そこで、勉強を習慣化(=作業化)することによって、気分な感情に左右されずに、継続を図っていこうとするわけです。ビジネスの基本でもありますね。
たとえば、ビジネス用のTO DOリストの中に、勉強の項目を組み込んでしまって、生活の一部として毎日、処理していくというようなやり方があるでしょう。(仕事化による習慣化)
また、早朝、6時から7時までは、強制的に勉強すると決めて実行するという古典的なやり方もあるでしょう。(予定化のよる習慣化)
まあ、いずれにせよ、まずは、習慣化によるアプローチがよいかと思われます。
といいますか、皆様が日ごろのビジネスの場面で用いている方法論を応用して勉強に用いるのが、一番良いと思います。
予備校等は、試験対策のプロではありますが、この件につきましてはアドバイスを受けても無駄になることが多いので
むしろ、誇りを持って「我流」に徹してください。
そして、「勉強する習慣」を身につけたとき、
皆様にとって、マンション管理士試験合格の何万倍もの貴重な財産を手にいれることとなるでしょう。
なんだか、また話が長くなってきました(苦笑)
これくらいにしときます。
(2009-2-22)