マンション管理士試験過去問研究(第10回)問題編

 

さて、マンション管理士試験過去問研究(第10回)は以下の問題です。

特別、難しいということはなく普通の問題です。

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マンション管理士試験平成22年度問1・問2

マンション(マンションの管理の適正化の推進に関する法律(以下「マンション管理適正化法」という。)第2条第1号イに規定するマンションをいう。以下同じ。)の専有部分等に関する次の記述のうち、建物の区分所有等に関する法律(以下「区分所有法」という。)によれば、正しいものはどれか。

1 区分所有者が全員で共有する専有部分については、規約で定めなくても共用部分とすることができる。

2 規約で定めれば、区分所有者の共用部分の共有持分とその有する専有部分は、分離して処分することができる。

3 専有部分以外のマンションの建物の部分は、すべて共用部分であり、それ以外の部分はない。

4 区分所有者は、区分所有権の目的である専有部分を自由に使用、収益及び処分することができ、規約によっても、制限されない。



一部共用部分についての規約の定めに関する次の記述のうち、区分所有法の規定によれば、正しいものはどれか。

1 一部共用部分に関する事項で区分所有者全員の利害に関係しないものについては、区分所有者全員の規約に定めることはできない。

2 一部共用部分は、これを共用すべき区分所有者の共有に属し、規約で特別に定めても管理者が所有するものとすることはできない。

3 一部共用部分の管理のうち、区分所有者全員の利害に関係するものであっても、これを共用すべき区分所有者のみで行う旨を規約で定めることは妨げない。

4 一部共用部分であるか否かは、その構造上決定されるものであって、規約で別段の定めをすることはできない。

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今回のテーマは、丸暗記でない勉強です。

上記2問は、正解を出すのはとても簡単です。

しかし、クイズのような論点丸暗記ではなく、どのような趣旨の出題を考えつつ内容を理解する勉強なのかどうか・・・

1肢ごとに出題の意図を考えながら、その内容を理解しているかどうか、試していただきたいと思います。

解説は次回に