マンション管理士試験〜再チャレンジガイド(5)

こんにちは

マンション管理士試験〜再チャレンジガイドの最終回です。

試験勉強に再チャレンジするにあたって、注意すべき点をまとめてみます。



1.社会人としてのペースを崩さない

  受験勉強というものを異常に特別視して、社会人としてのペースを崩すことが多いです。

いわゆる過剰反応というところです。

冷静に考えれば、資格試験は、優先順位の高い人生のプロジェクトとはいえません。社会人として勉強すべきことは、山ほどあるのですから。

だから、それなりの優先順位で社会人としての日常を崩すことなく、上手に両立する方向へ進むべきなのです。

何度も同じことを言いますが、受験の成功しても、人生に失敗したら意味ないですからね。

あくまで、

社会人としての成功を優先

社会人としての生活を優先

社会人としての勉強を優先

すべきです。

その中のひとつの勉強として、資格試験勉強が自然に組み込まれている状況が望ましいのではないかと思われます。

 

2.熱くなって、試験に過剰にのめりこんではならない

  資格試験の世界では、司法試験や公認会計士試験のような人生をかけた試験と一般的な資格試験を混同して異常に熱くなる人が多いですが、そういう人に限って試験が終わってしまえば熱が冷めて何も努力しなくなることが多いです。

合格後、勉強継続もせず、具体的な利益の獲得のための努力もせずに、合格証書を死蔵し、丸暗記した知識も忘れてしまい、結局、受験勉強に費やした膨大な時間を無駄にする展開では意味ないでしょう。

どの世界でも同じだと思いますが、何か具体的な成果をあげるには、日々の努力を5年とか10年とかかなり長期間継続するものです。

だから、熱くなって試験に過剰にのめりこんで、「合格したらおしまい」という勉強を繰りかえしているうちに、人生の持ち時間を膨大に失い、気がついたら自分自身の可能性をつぶしていたということになっては目もあてられません。

冷静になって、勉強しましょう。

熱くならずに、コツコツと地道に実力養成しましょう。

最後に頼りになるのは、合格証書ではなく、自分の実力なのですから。

 

3.精神論でなく合理性を追求する

  精神論では何も解決しないというのは、以前、お話したとおりです。

受験勉強に限らず、勉強全般において言えるのは、合理的なアプローチをすれば確実に成長できるということです。

今の時代、かなりニッチな分野でも研究する人がいて情報発信されております。

だから、自分に足りないものがあれば、素直に、そういう情報を探して研究成果を取り入れるのが合理的だということです。

集中力が続かないという悩みがあれば集中力についての研究成果を勉強する。

継続ができないという悩みがあれば継続についての研究成果を勉強する。

整理ができないという悩みがあれば整理についての研究成果を勉強する。

話は単純だと思います。

世の中、人間のさまざまな悩みについて科学的・合理的に研究している人はたくさんいるわけですよ。

便利で使える科学的・合理的な研究成果があるのですから、上手に利用すれば良いと思います。

 

ということで、まとめますが、

一番大切なのは、受験勉強を特別視しないということです。

特別な勉強、特別なテクニック、特別な方法論、特別な精神論など、

受験勉強が特別なものであればあるほど、現実社会の成功、活躍から離れてしまいます。

また、受験勉強に没頭し受験勉強に勝っても、それが現実社会で何の役にも立たないのであれば、人生レベルでは膨大な時間を失って大敗したことになります。



だから、受験勉強を特別な勉強にしてはいけません。

あくまで、自分にとって必要な勉強の、ごくごく一部に過ぎないのです。

社会人として進歩、成長してゆくために勉強し、その一部として受験勉強が組み込まれているという状態がベストなのです。

 

受験勉強を特別視する情報は、破滅へ誘う情報ですから、無視しましょう。

社会人として、現実社会で活躍、成功する。

そういう意思を明確にして、マンション管理士試験の勉強を開始すれば、とても望ましい成長する自分というものに出会うことができるだろうと思います。

がんばってくださいませ。

本稿はこれで終わりです。

ではまた

(2012-3-19)