マンション管理士試験再受験ミニガイド(3)〜2010年バージョン
さて、マンション管理士試験再受験ミニガイド(3)〜2010年バージョンをやりたいと思います。
前回お話しましたが、
今の時期、一番大切なのは「勉強の習慣化」です。
「毎日、机に1時間座る」というような習慣を身につけたいところです。
まずは、習慣化を成功させてください。
次に考えるべきことは、「何を」勉強するか?です。
もちろん、試験に限らず、勉強すべきことはたくさんあると思いますので、皆様がそれぞれの課題へ向かって前進していただくだけのことですが、
当ブログはマンション管理士試験&管理業務主任者試験対策のブログですので、試験勉強についてお話をしたいと思います。
資格試験勉強に共通していえると思いますが、おおまかに「主要科目」と「マイナー科目」に分けて対策を考えるのは常道です。
勉強の時間配分とか優先順位とかを決めるのに「主要科目」と「マイナー科目」という区分をベースにしたほうがわかりやすいからです。
マンション管理士試験では
区分所有法、マンション標準管理規約、建築設備の3つを「主要科目」と考えて、それ以外を「マイナー科目」と考えるのが普通だと思います。
(適正化法は免除の関係がありますので、ここでは考慮しません)
そして、夏までは「主要科目」を中心にじっくり取り組んで、夏以降に「マイナー科目」の補強をするというのが、自然な勉強パターンであると思われます。
「主要科目」でほとんど勝負が決まってしまうのですから、そこを重点的になるのは当然ともいえるでしょう。
夏までは「主要科目」を徹底的に!
というのがベースになると思います。
ただ、そこで問題となりますのは、民法の取り扱いです。
民法は5問程度の出題のある重要単元です。
しかし、現実にマンション管理士試験の民法はレベルが高くて、なかなか得点できません。
しかも、ある程度マスターするのに膨大な時間がかかります。
どうしたものでしょうか???
合理的に考えますと
1.マスターするのに時間がかかる
2.得点が難しい
というのですから、合格だけを考えた場合には、本気で得点を取りにゆく単元ではなく、適当に流しておくのが賢いということになります。
場合によっては「捨てる」という考え方もないわけではないと思います。
しかし、民法は民事法の基本中の基本です。現実に本試験で得点するのは大変ですが、勉強しないというのはどうかと思います。
民法がわからないというのは、法律系の専門家としては苦しいものがあります。
まだ、時間はたくさんありますので、できるだけ民法も勉強する方向がよいかと思われます。
ただし、
仕事が忙しくて時間が少ない場合には、いきなり民法からやるとモチベーションが上がらないかもしれません。
そういう場合は、区分所有法、マンション標準管理規約を全部やって勢いをつけてから民法へ向かうのが上策であると思います。
勉強の順番には、あまりこだわらないでいいです。
飛行機の離陸直後のようなもので、モチベーションが上がらないと失速して挫折してしまう可能性があります。
なので、まずは、勉強しやすい単元から(たぶん区分所有法でしょうが)やるのがよいかと思われます。
理想を追いすぎて、挫折してしまうということは試験勉強ではよくあることです。
まずは、軌道に乗せることを重視していただきたいと思います。
ということで、あともう1回だけミニガイドやります。
(2010-2-10)